DevLOVE Test Day「我々は、テストで世界を繋げる。」 ( #devlove )参加メモ

テストをテーマとしたDevLOVEイベントへ参加した際のメモです.


■日時:2011/01/26(木) 19:30-21:45
■場所:株式会社 ECナビ
■参考:http://kokucheese.com/event/index/7140/
■参加者数:60名位

■プログラム

  • @Ryuzee さんによる講演「テストについて考える」
  • @haru01 さんによる講演「XPをベースにAcceptanceTesting入門を解説するよ」
  • 講演者にぶっちゃけききたいことに回答
  • テーブルごとにテストに関する1つの議題で議論
    • 始まる前に,参加者が気になっていることを付箋で貼っていた中から議題は選択
    • 初めからビアバッシュでした

■資料

■togetter

■メモ

  • ryuzeeさん
    • ソフト開発はコンテキスト依存度が高いので唯一絶対解はない.
    • 品質はバグの有無ではなく,ビジネス価値.
    • テストは目的やリスクなどに応じて様々に変化する.
    • Doneの定義はプロジェクトごとに変わるのでプロジェクト開始時に決めるべき.
    • WFの1番の課題は確認が最後になること.
    • テストの4象限のうち第3象限の一部を除き,基本的にはテスト自動化は可能.
    • コードカバレッジは80-90%位のことが多い.
    • チームの開発状況を可視化することで,チームをテストしている.
      • コミット時刻やコード量などなど.
    • スローテスト問題に関しては,テスト環境をクラウド化して多台数でカバーすると結構解決できる.
    • テストしにくい既存コードは,結合テストレベルのテストを先に作成して,外から徐々にテスト範囲を拡大していく.

#個人的には,テストを行う前に,テストをおこなうコストとおこなわなかった時のリスクを,いかに見積もるのかというのが,課題になるのかと思いました.この辺も,開発時にきちんと議論しなければならない点なのかと思います.

  • haru01さん
    • 人と協力してぐるぐるまわそう
    • Customer Tests
    • ツール素振り->会話をテーマに->Example,Given,When,Thenを通常会話に.
  • お二人の紹介していたツール
  • 講演者にぶっちゃけききたいことに回答
    • 読書にかける1ヶ月の金額
      • haru01さん:文庫1冊くらいの時から2,3万の時まで波がある
      • ryuzeeさん:同上
    • おすすめの本
      • haru01さん:講演中に紹介したもの以外だと,User Story Applied
      • ryuzeeさん:TDD関係であれば,t_wadaさんのWEBの記事.あとは海外のブログなど.
  • テーブルごとにテストに関する1つの議題で議論
    • トーキングオブジェクトとして,私が持っていったWACATEの同人誌,Software Testing ManiaX vol.3が採用された.
      • 議題の前に,この本に関しての話題で一盛り上がり.
      • 皆結構興味持っているものの,手に入れにくさがあり,持っていなかった模様.
      • 通販したら結構売れるんじゃないかな.手間がかかるところは大きな問題だけど.
    • テーブルメンバは,WEB系開発者,特殊機器向けアプリ開発者,入社2年目の方などなど6名.
    • 議題は「統合テストはどうやっている?自動化は?」
    • 話前に統合テストの定義から.このテーブルでは,受け入れテスト前の開発者側のシステム全体のテストを統合テストとした.
    • メンバの一人のところでは,簡単に現場で修正できるがゆえに事前にきちんとテストをしていないことを問題視.
      • テストしない&しにくい長大な関数の開発者が上司というおまけ付き
      • バグが出て,その場で修正することが問題ないのであれば,現状でも良いのではないかとの意見あり.
      • テストをどうやるかというよりも,事前のレビューなどでテストしにくい関数を生み出さないほうが良いとの意見あり.
    • メンバの一人のところでは,テストというテストすべてが手動という話あり.
      • 開発対象が特殊すぎてテストツールが存在しない.
      • ツール専門担当がいるとツールを揃えることができ,結構楽できたことがあったとの意見あり.担当を用意することは難しいけど.