「Innovate 2010@Japan」に参加しました
10/8の午後からだけでしたが,IBMさん主催のInnovate 2010@Japanに参加しました.
今回はそのメモです.
IBM主催のInnovate2010は6月にアメリカ,オーランドでも開催されていますが,
それとは別の内容で,10/7@赤坂プリンスホテル,10/8@日本IBM箱崎本社で開催されました.
セッション構成や資料は,下記参照.
http://www-06.ibm.com/software/jp/rational/events/innovate2010/
http://www-06.ibm.com/software/jp/rational/events/innovate2010/day1/handout.html
http://www-06.ibm.com/software/jp/rational/events/innovate2010/day2/handout.html
この中で,10/8の午後に開催された,中佐藤さん講師の
「アジャイル・ワークショップ 技術編 XP開発手法を体感しよう!」
というワークショップと,IBM大和ソフトウェア研究所の倉岡さんによる
「モデルを楽しみながら、設計を愛する方法!─ モデル駆動ソフトウェア・エンジニアリングとは ─」
という講演に参加しました.
ワークショップの参加目的としては,次の2点でした.
- 自己流ではないXPを体験する.
- XP初学者に向けて,どのようにXPを体験させると良いのかを学ぶ.
ワークショップはXPとはどういう考え方のものにできているかなど,講義ベースで進み,
その中で,TDD,ペアプロ,計画ゲームを簡単に体験するというものでした.
元々はIBMの1日研修のコースを短くしたもののようでしたが,
私自身はもの足りないと感じたものの初めてXPに触れる人には,
XPの本質が伝わるよい内容だったと思います.
講演の方の参加目的は,MDDの詳しい話が聞けるかなと思い,参加しました.
が,はじめの方にMDDの基本的な話をしたあとに,それを実現するツールとして,
Rational Rhapsodyの話をして,終わってしまいました.
Rhapsodyの話が入るのは仕方のないことなのですが,もうちょっと
ツールから離れた話をして欲しかったなと思いました.
【10/11 追記】
中佐藤さんのワークショップに関しては,もう少し詳しくメモを
残しておこうと思います.
- アジャイル開発手法はお客様目線での役立つソフトウェアを開発するもの
- "お客様にとって「役立つもの」が変化する可能性がある"点が従来の開発手法における前提と異なる.
- "自己組織化"と"継続的改善"
- 4つの価値とその背後にある"尊重'という価値
- コミュニケーション
- フィードバック
- シンプル(コミュニケーションとフィードバックの形容詞)
- 勇気
- すべてのコンテキストでプラクティスは使えるわけではない.実行できない場合は価値に立ち戻って考える.
- TDD&ペアプロ演習の流れ
- 1.手で,メソッド名・戻り値のデータ型・引数名とデータ型,を作ってみる.
- 2.説明(テスト作る->Redとなる実装コード->Red->Greenとなる実装コード->Green)
- 3.機能追加を2人で手で作ってみる.
- XPのプランニングポーカーは全体の作業量の見積もりに使う.(ほんとか?)
- レトロスペクティブは継続的改善の良い機会.
- KPT法など
- オブジェクト指向とプラクティスは結びついている.