Agile Day 4( #msagile )参加メモ
Agile Day 3に参加して面白かったので,Agile Day 4に参加してきました.
今回はそのメモです.聞きながらメモしたことが多いので,
誤りが多いかと思いますが,ご了承ください.
■日時:2010/12/10(金) 13:30-18:30
■場所:マイクロソフト新宿
■参考:http://blogs.msdn.com/b/tomohn/archive/2010/11/15/agile-day-4.aspx
■プログラム
- 13:30 - 13:45 ご挨拶、主旨説明 by 長沢さん
- 13:45 - 14:15 セッション 1 アジャイルでのテストを考えてみる by 近江さん
- 14:25 - 15:10 セッション 2 やさしいアジャイルの始め方 by 永和システムマネジメント 西村さん
- 15:20 - 17:45 セッション 3 自律的、自己組織的チームを作るコミュニケーションワーク by セントラルソフト 林さん
- 17:45 - 18:20 ライトニング トーク
- 18:20 - 19:30 Happy Hour (懇親会)
■Togetter:(@riskriskさん,ありがとうございます.)
■全体として
参加者の熱さを感じられる良い会でした.見た目ですが,実際の開発者からマネージャの方まで多く層の人がアジャイルに興味を持っていることを感じました.
■13:30 - 13:45 ご挨拶、主旨説明 by 長沢さん(@tomohnさん)
- MSの人ではなく,実際に現場で取り組んでいる方に話していただく.
- 特定の技術・製品の話はしない.
- 喋りたい人がしゃべる.
- 海江田さん(今日のまとめ)より一言
- テスト.社内に導入するにはどうしたらいいか.コミュニケーションの作り方の体験
- ワークショップの狙いは「自律性や自己組織性を促すコミュニケーション手法をNLPの基礎理論とワークを通して学ぶ」です。 #msagile (by 海江田さん)
- 今後もコミュニティ・団体を支援していく.
■13:45 - 14:15 セッション 1 アジャイルでのテストを考えてみる by 近江さん
アジャイル開発にテスト観点を持つ担当として参加した際の経験と工夫に関してのお話でした.このような話は実際に経験しないと知り得ないものだったので貴重でした.
- アジャイル手法プロジェクトいくつか経験
- もともとテストに興味→アジャイルなテストに興味.
- 2つの事例を通して,工夫した点を4つほど.
- 工夫1:テストを目的よって分ける
- 工夫2:必要なものはドキュメント化する
- 工夫3:テスト計画は見直すタイミングを設ける.
- 工夫4:コミュニケーションを増やす
- 反復の中でテストをどうすすめるか
- 工夫1:テストを目的よって分ける
- 開発中のテスト
- 不具合検出のため.
- リリース前のテスト
- リリース前のテストの入力として.
- 開発中のテスト
- 工夫1:テストを目的よって分ける
- 次の反復のためにできることは
- 工夫2:必要なものはドキュメント化する
- ないと困る物,チーム内のコミュニケーションに必要なものはドキュメント化する
- 工夫2:必要なものはドキュメント化する
- 変化に対する工夫
- 工夫3:テスト計画は見直すタイミングを設ける.
- やり方やツールを提案しやすい
- 変化を取り込めるか判断しやすい
- 工夫3:テスト計画は見直すタイミングを設ける.
- 変化をいちはやく知るには
- 工夫4:コミュニケーションを増やす
- デモや反復計画にテスト担当も出席した
- テストにかかる時間が増えそうでもその場で調整できる.
- お客さまが重視することを知り,重点的にテストすることができる.
- テストに関する細かめな仕様も確認することができた.
- ペア作業やwikiなど多彩なやりとり
- 複数の視点が得られる
- デモや反復計画にテスト担当も出席した
- 工夫4:コミュニケーションを増やす
- 継続して考えたいこと
- 状況が変われば,他に工夫できるのではないか.
- アジャイルであることを,よりテストに活けせないだろうか.
- 変化を利用できないか.
- 反復を活かす.
■14:25 - 15:10 セッション 2 やさしいアジャイルの始め方 by 西村さん(@nawotoさん)
アジャイル開発のプラクティスではなく,プラクティスで実現したいことをきちんと理解して適用することが重要だと感じました.
- 資料:http://d.hatena.ne.jp/nawoto/20101214/1292345260
- 難しさと動機と始める際の動機
- アジャイル開発について
- 欧米での事例が増えてきたため,興味を持つようになってきた.
- 一括なげがうまくいかなくなってきたため内製化した.
- 様々な不安があるのを解消したい.その解決策を現場は求めている.
- アジャイル開発では変化を抱擁する.
- 検証不足を解消するために,動くものがあれば,より確認しやすい.
- 毎回は難しいので,1回でも多く動くソフトをリリースできるようにする.
- 透明性
- 朝会などで情報を見ていた.
- いつも見れない点に関しては,タスクボードや看板でOK
- 検証不足を解消するために,動くものがあれば,より確認しやすい.
- 欧米での事例が増えてきたため,興味を持つようになってきた.
- 報告ではなく,検証.
- 小さいうちはその場で.大きいならばきちんと対応.
- プラクティスには目的がある.目的を理解すれば,アレンジは可能.
- デイリースクラムは,ゴールに向けた進捗の検査
- 朝会は,日次で正確な情報を得る.
- などなど
- 始めるのが簡単なのは,終わるのも簡単
- 変化が起きないと思っている人はどう説得する?
- アジャイルやると言わない.
- 起きた出来事をきちんとあとで報告する.
- 次のプロジェクトとかで生かせるかも
- 以前のプロジェクトを分析しても良いかも.
- スクラムよりの話が多かったがXPの方が導入しやすいと言われるがどうか?
- 啓発活動に当たって,初めての人におすすめの書籍はあるか.
- "スクラムガイド"は概念寄り,"塹壕"は実践寄り.
- 日本では入門書が足りていない.
- 角谷さんのプレゼン.http://www.slideshare.net/kakutani/agile-in-30mins
- 小さい組織で興味をもってもらうには.
- 目的を明確にする.
- 興味を持ってあげる.
■15:20 - 17:45 セッション 3 自律的、自己組織的チームを作るコミュニケーションワーク by 林さん
〜 NLP のメタモデルとミルトンモデルの基礎から質問の技法へ 〜
自己組織化を心理的側面から促す技術として,質問の仕方で情報の補完や相手の発想を促すなどができるよという話やワークでした.ワークをおこなってみると,質問の仕方で考え方や反応が実際に体験でき,とても新鮮なワークでした.
グループワークでは,物事を明確にしていく職業柄か,メタモデルに基づく質問方法が皆得意ではあるものの,そればかりでは詰問的になりがちであることを感じました.