平鍋さんの『ソフトウェア工学の名著探訪』第4回( #agileway )

平鍋さん( @hiranabe )がUSTでソフトウェア工学の名著紹介を
おこなわれている際に紹介されていた本をまとめておきます.
ちなみにハッシュタグは #agileway です.

今回は,第4回目についてです.

http://www.ustream.tv/recorded/9720005


今回は James Rumbaugh の『オブジェクト指向方法論OMT』('91) についてでした.

オブジェクト指向方法論OMT―モデル化と設計

オブジェクト指向方法論OMT―モデル化と設計

この本は,私も職場の先輩に薦められて,この前の夏休みに一通り
読みました.平鍋さんは熟読したようですが,私ももう何度か
読んで自分のものにしたいと思う,良い内容の本だと思います.


話としては,本の前半に書かれている設計フェーズや作成するモデルなど
をあげて,設計から実装に向けて進めていく手法についてでした.
3段階の設計フェーズや3つのモデルについて,詳しく話をされていました.
話だけでも設計の流れが見え,オブジェクト指向でのシステム開発手法が
この本で具体的に説明されていることがわかります.
私もこの本を読んで,やっとオブジェクト指向でシステムを開発する際に,
どのように考えていき,どのように設計・実装をしていけばよいのかが,
わかってきたように思いました.


オブジェクト指向言語とのマッピングRDBとのマッピングなどがかかれた
本の後半に関しては,時間の都合及びJava登場により解決されてことも
あるため,各自読んでくださいとのことでした.ただし,前半が肝.


今回のおまけでは,Chad Fowlerの『情熱プログラマー』を紹介されていました.

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

情熱的なプログラマーとは何かが書いてあるそうです.
平鍋さんがastah*(その頃はJUDE)を開発し始めた際に思った・あったことが
かかれているとのこと.情熱的なプログラマーとは同じような状態に
なるのかもしれません.一度読んでみようと思います.


次回は,『オブジェクト指向入門』だそうです.
平鍋さんが持っているのは1版ですが,今販売されているのは2版のようです.

オブジェクト指向入門 (ASCII SOFTWARE SCIENCE Programming Paradigm)

オブジェクト指向入門 (ASCII SOFTWARE SCIENCE Programming Paradigm)

オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプト (IT Architect’Archive クラシックモダン・コンピューティング)

オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプト (IT Architect’Archive クラシックモダン・コンピューティング)

オブジェクト指向入門 第2版 方法論・実践 (IT Architects' Archiveクラシックモダン・コンピューティング)

オブジェクト指向入門 第2版 方法論・実践 (IT Architects' Archiveクラシックモダン・コンピューティング)


今回も色々学ばせていただきました.平鍋さん,ありがとうございます.
OMTを自分のものにしつつ,今後も意欲的に学んでいこうと思います.